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2013年3月 7日 (木)

模倣の殺意(本)

中町信の長編ミステリー「模倣の殺意」(創元推理文庫)を読みました。

読んだきっかけは、たまたま2軒の別々の書店で、「書店員推薦」みたいなコーナーで平積みされていたのを見つけたからです。

でもまあ、図書館から借りてきて読んだんですけど。

平積みされていたから、最近の本かと思ったら、創元推理文庫で発売されたのが9年前の2004年。さらに初出はおよそ40年前の1972年で、第17回江戸川乱歩賞に応募したときのタイトルが「そして死が訪れる」。この応募作に関心を持った出版社が、同年に雑誌『推理』に「模倣の殺意」と改題して連載され、さらに翌73年に、今度は「新人賞殺人事件」と改題されて双葉社から単行本として発売、続いて87年に、またもや「新人文学賞殺人事件」と改題されて徳間文庫で文庫化されたという波乱万丈の小説でした。

改題だけでなく、そのたびに本文や目次などが手直しされ、その時代の読者にあうよう、時代とともに、改作・進化してきたみたいです。

とはいえ、時代を反映して、70年代を感じさせる描写が多いのも懐かしいです。そして、大胆なトリックが用意されています。

でも実は、私は、読んでいく途中で、このトリックの7割方に気付いてしまいました。

これは、解説でも触れられていましたが、例えば東野圭吾とかいった、最近の叙述ミステリーに読者側が鍛えられてしまったせいなのかもしれません。しかし、1972年に発表された時点では、それはそれはとんでもないびっくりトリックだったに違いありません。

実際、当時の評価は、賛否に真っ二つに分かれたらしいです。先駆者の辛さでもあり、先駆者だけに与えられる栄光でもありますね。

読んで損はない小説です。

http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488449018

・・・・・・・・・・・・

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