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2014年9月16日 (火)

「世界から猫が消えたなら」(小説)

映画プロデューサーの川村元気さんの小説「世界から猫が消えたなら」を読みました。

以前、ラジオの番組で、確か妻夫木聡さんによって、朗読ドラマみたいにして流れたのを、たまたま聴いたことがあって、それは原作のストーリーをかなり大胆に刈り込んであったんではないかと記憶しているんですが、まあとにかくそのときに、この少し風変わりなお話に興味を持ったのでした。(※今調べてみましたら、2013年7月20日、NHK-FMの放送で、主演は妻夫木聡。共演に貫地谷しほり、國村隼ほか)

さて、その放送からしばらくして、BOOKOFFの100円均一の棚を眺めていたら、この原作本を見つけ、「あ。あった・・・」ってな感じで、買っておいたんですが、先に読みたい本が次々と出てきて、ずーっと本棚の中で埃をかぶって眠っていたのでした。

それが先日のこと。

ふと、「なんか違う本読みたいなあ・・・」って訳の分かんないことを思った私は本棚に目をやりました。そのとき“目があった”のが、この本だったのです。

前置きが長くなりました。

いい本です。ストーリー的に若干破たんしている気もしますが、なんせ奇想天外なファンタジーですから、そんなことは構わない気がします。

今、「ファンタジー」と書きましたけど、勇者や魔法使いやお姫様が出てくるようなファンタジーじゃありません。ま、悪魔は出て来ますけど。

ほんとだったら平凡に暮らしているであろう主人公が、医師に死を宣告されたかと思うと、そこに悪魔が――しかも陽気な悪魔が――現われて、延命の代わりに交換条件を出す・・・、というストーリー。それがとても軽いタッチで語られるのですが、その軽い文脈が実はとても重たくて、私は何度か涙を流しました。

生きていることの意味を、自分本意ではなく、見つめ直す「余裕」あるいは「猶予」をプレゼントしてくれる本です。

ちなみに、今ネットで検索していたら、映画化が決定した、との情報が出ていました。

主人公にを佐藤健。ヒロインには宮崎あおい。来年2015年の公開の予定らしいです。

すこし楽しみ。

・・・・・・・・・・・・

☆リラクゼーションは「癒し人」☆

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