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2014年11月 3日 (月)

カラフル(本)

森絵都さんが1998年7月に理論社から出された児童文学「 カラフル」を、筆者自ら加筆修正したヤングアダルト作品「Colorful カラフル」(講談社、2011年発行)を読みました。

2010年にアニメ化された映画がヒットしたのが記憶に新しい。でも実を言うと、そのアニメ映画「Colorful」は見ていません。観たいとは思ったのです。でも観ませんでした。なぜかと言いますと、さらに10年前、2000年に実写版映画として田中聖主演で公開された「カラフル」の記憶がずっと頭の中で“未解決”なイメージを引きずっていたからでした。

未解決と言っても、疑問が残っているとか、文句があるとか、そういうことではなくて、もう一度観て確認したい、安心したい、着地したい、といったような、そんな気持ちなのですが。

はっきりと覚えているのは、観た場所が東京・池袋のシネリーブルだったこと。確か、午後のまだ明るい時間帯。観客はわずかでした。ちなみに主演の田中聖さんは、2013年にジャニーズ事務所から契約解除されたことで話題になりましたが、この映画に出演した頃は、所属していたグループKAT-TUNのデビュー以前です。

と、このあたりまでの記憶は確かなのですが、肝心の映画の中身となると、記憶は甚だ怪しくなります。いくつかのショット(青い空とか、空に地上に降下する動きとか)と、結末くらいしか記憶に残っていない。もしかしたら相当つまらなかったのかも知れない。けれど何かが心に落ちたという記憶があるのです。それはいったい何だったのか?

それでどうしてももういちど観てみたいと思って、それでアニメ版はまだ観ないでおいたのですが。

図書館で、この本を見つけまして。

読んでみようと思ったのですね。

「ヤングアダルト」とは、心理学用語としては、12歳から19歳を指すのだそうですが、文学上の「ヤングアダルト」はもう少し上の年齢層までをターゲットにしているような気がします。

それはともかく、この本は、公立図書館で「ヤングアダルト」のジャンルの棚に並べられている本でして、結局のところ、“いい子”なのです。そこがちょっと物足りない、などと思うのは、私がオジサンだからで、そもそも読者ターゲットではない訳ですから、そんな戯言は聞かなくていいのです。

それはそれとして、その上で、やっぱりいい本でした。

何より「カラフル」というタイトルが、じわーっと、心に沁み渡ります。結論がわかった上で読んでいますから、そこは読書の楽しみとしては、とてももったいないと言いますか、残念ですが。仕方ないですね。

そこでもう一度思いました。やっぱり、あの実写版、もう一度観てみたいと。

確か、興行的にはあまりいい成績ではなかったみたいですし、ネット上の口コミでもあまり評判は良くない・・・と言いますか、かなり悪い。

でも確かめたいのですね。私としては。

ちなみに原作小説も、今回読んだのは2011年発行の改訂版ですが、この際、1998年発行の理論社版(初版)も手に取ってみたい気がします。

しかしなぜ、私はここまでこの作品にこだわったしまうのか? 実は自分でもよくわからないんですけど。

・・・・・・・・・・・・

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