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2015年6月28日 (日)

国語辞典がある幸せ

今、私の手元には、数冊の国語辞典や漢和辞典があります。

ちなみに列挙してみると・・・

「広辞苑/第二版増補版第二刷」(岩波書店1977)

「新明解国語辞典/第二版第15刷」(三省堂1978)

「新明解国語辞典/第三版第29刷」(三省堂1984)

「新選国語辞典/新版第2刷」(小学館1974)

「新字源~決定版漢和辞典初版第294刷」(角川書店1989)

「記者ハンドブック~新聞用字用語集/第12版第1刷」(共同通信社2010)

「類語国語辞典/第5版」(角川書店1991)

まあ、この他に、医学事典や逆引き国語辞典エトセトラがあるのですが、最近では、ネットでサクッと調べられるようになってきて、実はそういう調べ方も結構活用してたりもするのですが、やっぱり“紙の本の辞書”は愛しいのです。

それに信頼感がある(もちろん100%とまでは言いませんが、かなり高い信頼感です)。ネットの語釈は(特に国語辞書サイトではないサイトでは)、低くない確率で、まったくのデタラメに遭遇しますしね。

でも、上に列挙した辞書群をご覧になるとわかるように、わたしの書斎の辞書は、一部を除いて、みんな大変歳を取ってきました。

それで若い辞書(最近発行の辞書)が欲しくなり、先日、紀伊國屋書店新宿本店の辞書コーナーを見ていたら、なんと素敵な辞書たちがたくさん並んでいることか。

この中から一冊(あるいは数冊)を選ぶなんて、至難の業だ!!

と、とりあえずその日は、眺めるだけにして、帰ってきました。

こんどお休みの日に、じっくり選んで買ってこようと思います。

そして国語辞典を頭っから読破してみようかなんて、密かに思いを募らせながら、ニヤニヤしています。辞書のある生活って幸せです。

ちなみに日本では、国語辞典はすべて、文明開化の明治以降、民間で編集・発行されてきました。世界に目を移すと、国によっては、政府が公共の仕事として、辞書を編纂している国もあります(実は、少なくない国で、国による国語辞典が作られています)

政府による国語辞典の編纂は、利用者の購入価格が抑えられるとか、作成のための費用が十分に用意できるとか、一流の国語学者や研究者の力を総動員できるとか、いろいろな面で利点もあるでしょうが、その一方で、「言葉の意味が、国家によって決定される」「国語辞典に載ることばが国家によって取捨選択される」といった、非常に危険な面も備えています。事実、過去、国家によって編纂された国語辞典の中には、当時の国王や政権が、自らの都合のいいことばを選び、また都合の悪いことばを除外し、さらに都合のいい語釈をつけるなど、ときの権力者に都合よく編纂されたものも、少なからずありました。

そういう意味で、日本の国語辞典編纂作業が民間に任されてきたという歴史は、とても貴重なことですし、引き続き民間の出版社の努力を期待したいと思っています。

民間で切磋琢磨して作っていただいているかにこそもだから、書店での辞書選びには苦労もするし、楽しくもあるのだと思います。この喜びを、国家統制の苦しみに変えないでほしいです。

ネットのおかげで紙媒体の辞書が売れなくなった、と言われるようになって久しく、出版社もDVD版やネット配信などの涙ぐましい努力をなさっていて、拍手を惜しみません。それは時代の流れでしょうし、生活が便利なることは歓迎すべきことだと思います。軽く持ち運べる電子辞書やモバイルは、私たちのことばへのつながりを、より深めてくれるハードなのだと思います。

でも同時に、紙の辞書を読む喜びも、離したくない喜びだと、そんな気持ちも隠せないのでした。

・・・・・・・・・・・・

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